労働保険の年度更新時期となり、現在申告準備中の事業所様も多いかと存じます。
今年は4月に続き、10月にも雇用保険料率の変更を控えていることから、概算保険料の計算方法が変則的になっているため、戸惑われている方もおられるでしょう。
労災保険と一般拠出金については通常通りですが、今回の概算保険料の雇用保険分については、次の通り分けて計算する必要がございます。
・令和3年4月~9月分の賃金実績(算定基礎賃金総額)
・令和3年10月~令和4年3月分の賃金実績(算定基礎賃金総額)
そのため、労働保険料申告書に同封されている「令和3年度 確定保険料・一般拠出金算定基礎賃金集計表」の下部「令和4年度 概算保険料(雇用保険分)算定内訳」に沿って計算を行ってください。
また、1年分の実績を2分割して、それぞれ9月までの雇用保険料率・10月からの雇用保険料率を掛けて計算する方法も可能です。
その上で、10月以降に発生する給与より、新料率にて雇用保険料控除を行うこととなります。
(ご参考)
令和4年度雇用保険料率のご案内
000921550.pdf (mhlw.go.jp)
2022年6月21日