2023年4月・5月に、2024年4月からの労働条件明示事項追加についてご案内して
おりましたが、厚生労働省より続報が公表されています。
4月時点ではまだ漠然としていた項目(就業場所・業務の変更の範囲の具体的な
記載方法)が行政通達により明確化されました。
この点をはじめ、Q&Aや改正事項についてわかりやすくまとめられたパンフレットも
公表されていますので、施行に向けての準備に参考にされるとよいでしょう。
また、4月に公表されたモデル労働条件明示書に「就業規則を確認できる場所や方法」
という項目があったため、記載が必須となるのか否か注目されていましたが、この点に
ついても通達で明らかにされました。
労働条件明示書への記載は必須とされていないものの、そもそも就業規則自体が労働者
への周知義務があり、労働者がいつでも自由に閲覧できる状態にしておく必要がある
ため、今回の通達ではその点を改めて確認するものとなっています。
<厚生労働省HPより>
令和6年4月から労働条件明示のルールが改正されます
(パンフレット)「2024年4月からの労働条件明示のルール変更」
(行政通達)基発1012第2号
Q&A
モデル労働条件通知書
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2023年11月15日